NTTドコモが挑む AI時代のハイパーパーソナライゼーション戦略 | Auxia Blog

Auxia、ハイパーパーソナライズのAI意思決定が累計1,000億回を突破

通信事業を軸に、金融・決済・エンタメと生活のあらゆるシーンを支える巨大エコシステムを展開するNTTドコモ。 1億人を超えるdポイントクラブ会員を抱える同社が直面していたのは「圧倒的なスケール」と「個別の最適化」をいかに両立するかという、極めて難易度の高い課題でした。この課題を解消すべく、「Auxia(オクシア)」の導入を決定。 本動画では、NTTドコモ データプラットフォーム部のお二人に、Auxia導入の経緯や具体的な成果、そしてAIと共に描く今後の展望についてお話いただきました。

目次

  1. 1億人超の会員基盤に対する人力運用の限界。精度と規模のトレードオフや属人化の壁
  2. 配信ツールの限界を超え、1億人規模の最適化を自動化する「AIエージェント」という解
  3. CTRは平均1.7倍に改善。AIが施策効果とインサイトを資産化し、サービス横断でのマーケティング施策品質の担保を実現。
  4. サービスやチャネル・チームを跨いだ、究極のパーソナライズ体験を全社で実現。AIと共にマーケティング業務の変革を推進する。

1. 1億人超の会員基盤に対する人力運用の限界。精度と規模のトレードオフや属人化の壁

NTTドコモでは、通信サービスを基盤に、金融決済、ユーティリティ、エンタメなど多角的な事業を展開しており、1億人を超えるdポイントクラブ会員を保有しています。現在、月間約40億通のプッシュ通知・メール配信、そして120億回以上のアプリ内レコメンド を行っており、この圧倒的なスケールの中で「いかにお客様一人ひとりに最適な体験を届けるか」が常に最大のテーマでした。

具体的に発生してたボトルネックについて 複数のサービスにまたがる施策では調整が複雑化し、ミスを防ぐためのチェック工程も増え、施策立案から実行までに1〜2ヶ月を要することもありました。また、担当者のスキルによって効果にバラつきが出る「属人化」も顕著で、PDCAサイクルを高速で回すことが物理的に困難な状況にありました。

マーケティングの「解像度」を上げようとすれば工数が爆発し、逆に「規模」を優先すれば個別の最適化が疎かになる。この「精度と規模のトレードオフ」を突破することが、ドコモの挑戦でした。

2. 配信ツールの限界を超え、1億人規模の最適化を自動化する「AIエージェント」という解

複数の社内外の選択肢を検討する中でAuxiaを選んだ最大の理由は、単なる配信ツールではなく、AIエージェントが自律的に判断し、お客様一人ひとりに合わせた最適化を自動で行ってくれる点にありました。

Auxiaは、システム自らが「今、この瞬間にどのお客様へ何を出すべきか」を2,000種類のデータから瞬時に読み解きます。生成AI時代の高度なターゲティング技術を基盤としたAuxiaであれば、ドコモが持つ膨大なデータを真に活かし、顧客体験の最適化と業務効率化を高い次元で両立できると確信しました。

3. CTRは平均1.7倍に改善。AIが施策効果とインサイトを資産化し、サービス横断でのマーケティング施策品質の担保を実現。

d払いアプリ内でのA/Bテストの結果、Auxiaは元々自社で使用していた従来手法(Banditベース)を大きく上回る圧倒的な成果を叩き出しました。

4. サービスやチャネル・チームを跨いだ、究極のパーソナライズ体験を全社で実現。AIと共にマーケティング業務の変革を推進する。

NTTドコモでは今後、「d払い」アプリに留まらず、あらゆるサービスやマルチチャネルへとAuxiaの活用を広げていく予定です。 全社規模で「最適なチャネル・タイミング・コンテンツ」をお届けする究極の1 to 1マーケティング を目指しています。

私たちが目指すのは、 「AIエージェント活用を前提とした、マーケティング業務そのものの変革」 です。ルーティン化した最適化タスクはAIに任せ、社員が「お客様の潜在的な課題の発掘」や「新しいソリューション開発」といった、本質的な問いに向き合える時間を増やす。

また、現在はマーケティング領域が中心ですが、今後は プロダクトそのものの改善にもAIを組み込んでいく ことで、1億人のdポイントクラブ会員の皆様に、期待や想像を超える価値を提供し続けていきたいと考えています。